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市議会報告


平成15年3月定例会報告

Date: 2003-3-03

 松戸市議会3月定例会は、平成15年2月24日に召集告示され、3月3日より3月27日までの25日間の会期で開催されました。3月定例会は平成15年度松戸市の予算を決定する重要な会議であるとともに、年度始めにあたり、松戸市や松戸市長の施政方針をきめる節目の定例会という位置づけになっています。
 定例会初日には、川井松戸市長による施政方針説明と、本年より実施されることになった斉藤教育長による、松戸市の教育方針と主要施策の発表があり、また、百条委員会の委員長である小沢議員より、その経過と結果についての報告があり、全会一致によって沢間議員を偽証罪で告発することを決定いたしました。

注: あくまでも質問、答弁の要旨であり全文掲載でないことをおことわりしておきます。 尚、松戸市のホームページ「市議会会議録」におきましては全文を掲載する予定です。

市政に関する一般質問

 3月定例会では代表質問制をとっているため、会派に属している議員はその代表者が全員を代表して一般質問を実施することになり、持ち時間は答弁を含めて120分となっています。会派に属さない議員については持ち時間30分ということで発言が許されることになっています。私が所属する会派は13名という大所帯ですので、一人当たり10分弱になり不公平感がありますが、決め事ですのでいたしかたないとあきらめました。
 代表質問では、市民クラブが杉浦 正八議員、公明党が渡辺 美喜子議員、21世紀クラブが富澤 凡一議員、日本共産党が伊藤 余一郎議員、新風会(その後解散)が石井 弘議員、その他個人質問に5名の議員が一般質問を行いました。
 私の所属する市民クラブでは、6項目、27の質問を執行部に対し行い、私もその中で本年8月より実施される住民基本カードの発行についてと、10月より予定されている松戸駅行政サービスセンターの開設についての質問を作成させていただきました。全体の質問内容としては、市長の施政方針と教育長の教育方針に対する質問と、予算や新しい施策についての質問が大半を占めました。

予算審査特別委員会
 冒頭でも述べましたが、3月定例会は通称「予算議会」とも呼ばれ平成15年度の予算を決定する大事な会議であるといえます。予算審査特別委員会は各会派より12名の委員メンバーが選出され開催されます。私も新人ではありますが、委員として参画することができました。委員長は杉浦誠一議員、副委員長に箕輪信矢議員が決定し3月18日より3月25日までの日程で委員会が開催されました。
 松戸市の会計予算は、一般会計、特別会計、企業会計の3つがあり、平成15年度予算案では一般会計が、1133億1千万円、特別会計が7事業で、916億3千5百万円、企業会計が2事業で、201億2千万円、合計で2250億6千6百万円となっており、平成14年度に比べると42億円、1.9%の増加となっています。
 一般会計の歳入に関しては、長引く景気低迷を反映して市税、各交付金や支出金が軒並みマイナスとなり、それを補うために市債(借金)が大幅に増えています。特に教育債、市民税減税補填債、臨時財政対策債などが国の方針転向によって増えています。歳出では社会福祉や老人福祉、児童や生活保護などに関する民生費が突出して伸長しており、市債返済のための公債費も増加しています。いずれにしても現在の世の中を反映して、収入は減っているのに支出は増えるという傾向は避けようもありません。
 特別会計では、高騰する医療費に収入が追いつかない国民健康保険が財政的に非常に苦しい状態にあります。介護保険は現状ではトントンの状態ですが、この先高齢化の進行によっては先行きが不安であることは間違いありません。企業会計では市民にとって最も身近で重要な病院会計が採算ベースには遠く及ばず苦しんでいる状態が続いています。
 松戸市の財政状況は危機的状況にあるといって過言ではありません。本年度より実施される、第2次実施計画でも予算段階ですでに5年間で200億円不足が発生することが予想されています。これからの予算編成にあたっては、各事業の費用対効果を十分に考慮し、計画を立案する必要が最重要課題といえます。もちろん費用対効果だけでは論じられない住民サービスや福祉なども念頭にいれながら、市政を進めることが求められているといえます。
 以下、予算審査特別委員会の委員として、私が質問させていただいた内容について、箇条書きにてご報告させていただきます。

歳出の部
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行政情報化計画とIT化計画双方で総額8億7千万円の予算が組まれているが、行政情報化とIT化との事業内容の相違は何か。
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IT化はインターネットを活用した情報系パソコンの整備とあるが、庁内や出先機関等との情報ネットワークとしてどのような基盤整備を想定しているか。
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住民基本台帳ネットワークシステムとの関連とシステムセキュリティーの安全性は。
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自転車駐輪場の防犯カメラの配置状況と今後の予定は。
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駐輪場運営費の歳出予定に対し、使用料歳入予定が上回り費用対効果の事業効率が良いと考えられるが、今後民間に委託していく考えはないか。
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夜間急病診療事業収入1800万円に対し、7000万円の支出がされているがその費用対効果はどうか。
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夜間急病診療の利用実態をみると0〜14歳までの小児利用が半分以上を占めているが 、現在検討されている小児急病センター設立との関連性はどうか。
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現在補助金が設定されている商店会の街路灯やアーチについて、昨今の景気低迷を考慮すると廃止も視野に入れることも必要だと考えるが、その場合の撤去費用等についての当局の考えはどうか。
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空き店舗対策事業費について15年度の事業内容と費用内訳をお伺いします。
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松戸花火大会は昨年度より全面民間委託となっているが、平成14年度の事業結果を踏まえて、費用対効果やイベントとしての反省点をどう考えているか。
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借り上げ住宅として5団地225戸を現在借り上げていますが、自前の市営住宅と比較して総事業費、ランニングコスト等の費用対効果やメリット、デメリットについて当局の考えはどうか。
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今後の方針として自前の市営住宅から借り上げ方式への転換を考えているか。
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民間賃貸住宅借上事業は高齢者の生活安定のため、市が民間アパート等を借り上げその居室を提供する事業ですが、その現在の実績とこれからのこの事業に関する方針をお聞きします。
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平成14年度の松戸市における火災の発生状況と15年度の対策についてお伺いする。
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臨床心理士によるスクールカウンセラーが全中学校に配置が完了したと聞いているが、県の配置と松戸市独自の配置の違い、現在の配置状況、その相談内容、についてお聞きする。
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スクールカウンセラーと心の教室相談員活用事業との関連についてお伺いする。

歳入の部
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平成15年度は固定資産税の評価替えの年とされているが、地価下落を考慮すれば減収にならざるを得ないと思うが、前年度に比べ差額はどの程度になるか。
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教育債が前年度に比べ2倍以上の伸びとなっている理由は何か。
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恒久的減税による減収見込額の4分の1まで発行が認められている市民税減税補填債が、8500万円増額されている理由と内容は何か。
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臨時財政対策債が15年度58億円が見込まれているが、当該年度の元金償還見込額が0となっている理由は何か。
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債務負担行為である戸定フォーラム建設用地購入事業について、平成15年から22年まで21億9600万円が設定されているが、前年度までの18億3000万円との差額の内容についてお聞きする。また、年利の限度額が8.5%となっている根拠は何か。

特別会計
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江戸川左岸流域下水道第一終末処理場の現在までの状況についてお伺いする。
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印旛沼江戸川左岸流域下水道連絡幹線の現在までの状況について。
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下水道工事、特に管工事の建設工事における15年度予算での発注予定件数は、また14年度の発注件数の実績はどの程度か。
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平成14年度の発注分で予定価格に対し契約金額が90%台、80%台、70%台、もしくは70%以下で契約した件数はどのくらいあるか。
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不明水にかかわる平成14年度の対応状況と15年度の予算について、また実際の不明水の調査方法およびその原因についてお伺いする。

予算審査特別委員会における審査結果
1.
平成15年度 松戸市一般会計
可決すべきもの
賛成多数
2.
国民健康保険特別会計
可決すべきもの
賛成多数
3.
松戸競輪特別会計
可決すべきもの
賛成多数
4.
下水道事業特別会計
可決すべきもの
賛成多数
5.
公設地方卸売市場事業特別会計 
可決すべきもの
賛成多数
6.
老人保健事業特別会計
可決すべきもの
賛成多数
7.
駐車場事業特別会計
可決すべきもの
全会一致
8.
介護保険特別会計
可決すべきもの
賛成多数
9.
水道事業会計
可決すべきもの
全会一致
10.
病院事業会計
可決すべきもの
全会一致
以上の審査結果が3月27日の本会議最終日に上程され可決成立いたしました。

 各年度の予算編成にあたっては、税制大綱や地方財政計画等の動向を的確に踏まえながら財源の見込みを立て、財源に見合った歳出予算を組む必要があります。深刻な財源不足が続く中、人件費や公債費の増加に加え、現行の市民サービス実行に伴う財源確保も課題となってきています。財源の有限性を再認識することで、各施策の選択とその順位決定には事業効果の検証、優先度、緊急性などをよく把握することが必要です。松戸市におきましても必要な市民サービスを低下、後退させないためにも財政改革を推進し、その成果を一刻も早く実現することで、財政構造の再構築をはかり弾力性を取り戻すことが最重要課題となっているのです。
 われわれ議員がもっと厳しい視点で、行政や執行部に対し発言していくことが重要であることを、あらためて再認識させていただく良い機会に恵まれたと考えております。