| 12月定例会での一般質問は11月28日の通告期限までに29名の議員から通告があり、12月4日から10日までの正味5日間で実施されました。今回の一般質問では先に述べたように、松戸市版教育改革案が大きくクローズアップされ集中して質問されることとなり、合計で18名の議員から教育委員会に対し質問が浴びせられました。教育改革につきましては、特に小中学校の統廃合問題と学校選択性について質問が集中し、激論が交わされましたが、教育問題以外の重要問題があまり論議されずに通過してしまったように感じたのは私だけでしょうか。それにしても教育改革については市民の方々の関心は非常に高く、連日本会議場に入れないほど多勢の傍聴者がお見えになっていました。私自身は教育改革への質問はしませんでしたが、多数の傍聴者の見守る中での質問は初めての経験となりました。以下、今回の私の一般質問要旨をご報告いたします。
1. 松戸市行財政改革計画(案)について
@ 財政調整基金の全額取り崩しについて
A 「事業の再構築」「総人件費の抑制」での158億円削減の具体性について
B 「中、長期的な改革」への取り組み方について
C 第2次実施計画の構造的見直しについて
D 改革を推進するための第3者的評価の取り扱いについて
2. 松戸市におけるリスクマネジメント体制について
@ 行政における各種リスクをどのように把握しているか
A 行政全体のリスク管理はどこが担当しているか
B 全庁的なリスクマネジメント体制の組織があるか
C 今後の行政リスクマネジメント体制について検討されているか
D CRO(最高リスク責任者)の導入についての考えはあるか
1. 答弁者 市長
松戸市の財政状況は危機的な状況にあり、事業の見直しに際し財源的なあいまいさを排除し、改革を一歩たりとも引かないという姿勢を示すためにも、基金の取り崩しは必要である。計画案を約3000事業に数千円の単位から見直し、予算編成へも取り入れるような精査を行い、できる限り数字的裏付けを示すように指示している。またそれに沿った形で「中、長期的な改革」にも取り組みます。実施計画は総合計画の実施部分であり、構造的な転換を図るためには総合計画全体を見直しする必要があるため、今後検討したいとかんがえる。第3者の評価も必要であるとは考えるが、まず行政自らが率先して姿勢を示すことが重要で、改革の範を示さねば行政の信頼性を確保するこができない。
2. 答弁者 総務企画本部長
一昨年発生した一連の不祥事等に対する反省と再発防止への取り組みを契機として、リスクに対する組織的な対応体制の明確化を図るため、各企画管理室に「危機管理に関すること」を加えるとともに「刷新担当者」を任命し配置いたしました。また従前より設置されている助役を座長とする政策調整会議で、各種リスクに対する情報の共有化および総合的な管理体制の強化を図るとともに、併せて情報交換や具体的な対応策等を検討する機関として「刷新担当連絡会議」の設置をしているところです。
再質問と要望事項
「財政調整機能の発揮」で取り崩す予定の財政調整基金と土地開発基金につきまして、本来の性格上定義と取り崩しの正当性についてお伺いする。
「刷新担当」をリスク管理者とするならば、その担当者は本部長に次ぐ人物が担当すべきであり、その上部組織として全庁を横断的にリスク管理する体制が必要でしょう。そして組織を統括するCRO(最高リスク責任者)としては助役が適任であると考えます。また、第三者的見地から行政リスクマネジメントを検証する存在として議会は機能すべきであると思います。
再質問答弁者 財務本部長
基金とは特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立てまたは定額の資金を運用するために設けられる資金または財産をいいます。「財政調整基金」は年度間の財源の不均衡を調整することや緊急的な対応を図るためのものです。「土地開発基金」は公用もしくは公共用に供する土地または公共の利益のために取得する必要のある土地をあらかじめ取得するこにより、事業の円滑な執行を図るためのものであり、財源不足を解消するためには活用せざるを得ない状況であると判断します。
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