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市議会報告


平成17年3月定例会報告
Date: 2005-3-16

 3月定例会は3月1日に招集され、25日までの25日間の会期によって開催されました。3月定例会は、平成17年度における市長の「施政方針」の発表と教育長による「教育施策方針」の発表が行われ、それらのことに対し各会派の代表質問や個人質問がなされることが恒例となっています。また、もうひとつ大きなこととして、松戸市の平成17年度予算案を審議することがあります。予算審査につきましては別項にて説明いたしますので、ここでは市長と教育長の施政方針の中から主なものについてご報告いたします。
  施政方針では、「市民満足度の向上」「協働社会の実現」「自立した自治体経営」の3つを目標に掲げ、市民が満足する行政運営を目標に、市民と行政の協働、協力の下、限られた財源の中で自立した自治体を目指すとしています。予算編成では、現下の厳しい財政状況の中、引き続き行財政改革を進め、人件費の抑制や民間への業務移管やコスト縮減に努め、実施計画についても見直しを含め検討するようです。そして以下の6点を重点執行するそうです。1点目は「防災・防犯対策」で安全まちづくり条例の指導強化やハザードマップの作成、洪水対策の実現による市民への安全・安心の提供。2点目は「市民と行政のパートナーシップ」で市民の皆様から意見・提案を受ける中から「松戸市パートナーシップ条例」の制定に向けて取り組むとのことです。3点目は本年度より千葉県から松戸市へ一元化される競輪事業について、千葉県と協定書をかわし撤退一時金として10億円の保証を受けると共に、事業の包括外部委託をはじめ経費の見直しを進め、松戸市財政に貢献するように努力するとのことです。4点目は「福祉行政の枠組みづくり」で、地域福祉計画の策定に着手するとともに、高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画および障害者計画の見直しや、次世代育成支援計画の組織を設置し、個々の生活に合わせた福祉サービスを目指すとしています。5点目は「市立病院の立替」であり早期に移転候補地の決定をし、新病院の整備に関する基本的構想計画の準備に着手したいとしています。6点目は「土地区画整理事業」で、現在非常に厳しい事業運営を余儀なくされていますが、紙敷地区、秋山地区および二ツ木・幸谷地区について早期の事業完了を目指すとのことです。
  次に松戸市基本計画に沿った新年度の施策について、「連携型地域社会の形成」では人権施策を重点に、「豊かな人生を支える福祉社会の実現」では、健診事業の充実、シニア交流センターの設置、ふれあい一番風呂事業の開始、特別養護老人ホームおよびショートステイ施設の開所、障害者デイサービスの対応、放課後児童クラブの増設、北山会館の小式場の増設、小児急病センターを建設し診療時間の拡大と充実を図り、病院事業につきましては電子医療情報システムを導入し病院医療の質向上を目指すとしています。「安全で快適な生活環境の実現」としては、根木内歴史公園の開園、栄町地区の街区公園用地取得、松戸市地域省エネルギービジョンの策定、資源ごみ抜き取り行為への罰則規定の制定、除細動器の配置による救命率の向上、消防救急車の効率的実施、119番通報受信体制のシステム整備等を実施するとしています。「魅力ある都市空間の形成と産業の振興」では、つくばエキスプレス開業に伴う整備と利便性の向上、新京成上本郷駅のエレベーター2基設置やノンステップバス導入などバリアフリー化の推進、排水路整備や河川改修事業の実施、各地区における道路および歩道整備事業、本年50ha進展させ普及率75%を目指す下水道事業、松戸駅西口ふれあい通りおよび中通りの整備事業などを計画しているようです。最後に「都市経営の視点にたった行財政運営」については、財務システムを更新し一元管理による効率化を図り、行政評価支援システムとの連動による経営システムの確立や4年間で230人の職員削減による総人件費の抑制を図るとしています。
  教育長による「教育施策方針」では、子どもの学力低下が叫ばれる中、松戸市では確かな学力、確かな社会性、確かな責任感を身につけた、次代を担う社会人を育成することを主眼に教育改革を推進するとしています。17年度は基礎・基本の定着を図る教育と地域に開かれた特色ある学校づくりと職員の人材育成を実践していきたい。小学校3校の閉校にともなう跡地利用の最終活用方法を市長部局と協議しながら進めたい。また犯罪防止と防犯意識向上のために全児童に防犯ブザーを配布するとのことです。IT時代にふさわしい教育情報ネットワークの整備を進め、好評なスタッフ派遣事業について引き続き事業の充実を図るようです。

 以上のような施政方針に対し、各会派から代表質問が本会議において実施され、活発な質疑・討論がなされました。主な質問項目としては、市民と行政のパートナーシップについて、三位一体改革と行財政改革について、防犯・防災対策について、松戸市競輪事業の見通しについて、地域福祉計画について、市立病院の立替について、保育所の民営化について、再任用制度について,IT情報化と個人情報保護について、都市計画と土地区画整理事業について、松戸市の公教育方針について、教職員の人材育成とマネジメントについて、適正規模・適正配置について、図書館の今後についてなどさまざまな内容と角度からの質問がなされていました。その他年度末における補正予算の審議や各条例の改正案審議、人事案件などが議題とされました。

注: あくまでも質問、答弁の要旨であり全文掲載でないことをおことわりしておきます。 尚、松戸市のホームページ「市議会会議録」におきましては全文を掲載する予定です。

平成17年3月定例会 予算審査特別委員会報告

 3月定例会の予算審査特別委員会は、16日から23日の内4日間の会期で議会棟特別委員会室において開催され、私も自身3回目となる委員に選出され予算の審査に参画いたしました。松戸市における平成17年度予算は、歳入の根幹となる市税が引き続き減収となる一方、法人市民税や固定資産税などが増収見込みとなり、市税全体では0.5%の微増になります。また、地方交付税につきましては、国の「三位一体改革」の影響もあり、5億円の減、臨時財政対策債は12億円の減と大幅な減額となっています。歳出においては、義務的経費である人件費および公債費は減少していますが、扶助費や国民健康保険・老人保健事業・介護保険特別会計への繰り出し金が増加するなど、厳しい財政状況が続いています。その結果、一般会計規模は1,068億5千万円、前年比12.5%減という現状ですが、16年度に減税補てん債の借り換え分を考慮すると実質には1.2%の減となっています。現下の厳しい状況を鑑み、人件費のさらなる抑制をはじめ、指定管理者制度の導入などによる各施設の民間委託や既存施設の有効活用を図る必要があります。さらに扶助費の増加が1.5倍に達しているため、市独自の支払い基準や受益者負担の適正化などの見直しも検討していく必要もあります。以下、主な質疑内容を箇条書きにてご報告いたします。答弁につきましては紙面の都合上割愛いたしますが、議事録には答弁も含めて全文掲載されます。

歳入
* 定率減税の段階的廃止(2分の1)と「三位一体改革」が松戸市の17年度予算におよぼす財政的影響
   は
* 本年度における市有地売却の予定は、職員寮、旧五香消防署跡地、未利用道路残地、警察官舎
   などの追加売却の予定はどうか

歳出
総務費

* 臨時職員賃金が昨年度より73,000千円の増加になっている理由と内容は
* 情報公開の拡大と個人情報保護とのバランスをどのように把握するか
* 出納事業の収入業務と支出業務との25,000千円予算差額の違いはなにか
* 交通事故等の賠償金に関し、公金支出における過失相殺の考え方は
* 安全・快適まちづくり条例における、取り締まり強化と重点推進地区の市民認知度は
* 駐輪場の料金体系改定による予算上および駐輪台数効率への影響は
* 女性センター各事業におけるセミナーや講演会等費用の効率化が図れないか
* 住民基本台帳閲覧による個人情報取り出しの松戸市における実態と対策は

民生費
* 福祉公社廃止によって社会福祉協議会と指定管理者に移管される事業の内容は
* 地域福祉計画策定委員会の進捗状況と今後の予定は
* シニア交流センター設置における施設購入費、改修費等について予算化と進捗状況は
* 住宅改修理由書作成支援とケアマネージャーとの関連は
* 配食サービスにおける1億円近い突出した予算組みの位置づけは
* 地域ケアシステム事業全体の事業目的はなにか
* つどいの広場運営業務、コミュニティー広場提供業務とはどのような業務か
* 市民センター浴室改修の2ヶ所はどこで、改修後の施設内容は、残り6ヶ所の改修は

衛生費
* 小児急病センター建設の進捗状況と市立病院立替との関連は
* 電子医療情報ネットワークシステムの整備推進と情報漏えいリスクへの対処は
* 病院施設整備調査における市民懇話会の内容とアンケートの目的は
* 斎場業務の民間委託についての自己評価と今後の展望について
* 省エネルギービジョン策定業務と新エネルギービジョン推進業務の違いと地球温暖化に対する考え
   は

労働費
* 求人登録情報サービス(レッツ松戸)の目的と事業効果の評価はどうか
* 若者就労支援業務における実践的研修プログラムとはどのようなものか

農林水産業費
* 農業振興資金利子補給金、農業近代化利子補給金、農業経営基盤強化資金利子補給金とはそれ
   ぞれどのような性格で金額の違いはなにか

商工費
* 中小企業向けの各融資事業における預託金や交付金のペイオフ対策は
* 空き店舗対策支援事業や中心市街地活性化事業等の予算が、商業構造基本調査の経費より少な
   い
のはどのような考えからか、イベント事業費とのバランスは

土木費
* ふれあい通りの整備予定と整備後の目的、目標は、交通量変化の予想は
* 都市計画道路見直し基準について、千葉県および松戸市の見解は
* 都市景観推進事業は景観法の施行に関連しているか、景観条例を視野に入れているか

消防費
* 自動体外式除細動器の配備状況とメディカルコントロール体制整備の方針は
* 中越地震等を踏まえ、即応可能な防災機能の実践的配備に対する対応策は

教育費
* 教育の情報化と全校の情報一元化についてどのように想定しているか、情報化と個人情報保護との
   バランスは
* 適応指導教室の適切な場所の確保と拡充が考えられないか
* サタデーコミュニティースクールの具体的成果と地域コミュニティーとの整合性は

予算審査特別委員会審査結果

平成17年度一般会計予算    可決  多数意見 
平成17年度国民健康保険特別会計  可決   多数意見 
平成17年度松戸競輪特別会計  可決  多数意見 
平成17年度下水道事業特別会計  可決  全会一致 
平成17年度公設地方卸売市場事業特別会計  可決  多数意見 
平成17年度老人保健事業特別会計  可決  多数意見 
平成17年度駐車場事業特別会計  可決  全会一致 
平成17年度介護保険特別会計  可決  多数意見 
平成17年度水道事業会計  可決  全会一致 
平成17年度病院事業会計  可決  全会一致 

以上が予算審査特別委員会の審査結果であり、最終日の本会議に上程され全ての会計予算について成立いたしました。