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市議会報告


平成18年6月定例会報告
Date: 2006-7-15

 平成18年6月定例会は、6月23日より7月10日の23日間の会期で開催されました。本年は松戸市長選挙が6月18日に実施された関係上、例年に比べ遅い開催となっております。松戸市長選は現職市長が4選を目指し立候補したのをはじめ、民主・共産の推薦する候補、前市議会議員の女性、そして無所属の新人の4名が立候補し、かなりの激戦となりましたが、結果的には現職市長が他候補を制し4選を果たすことになったのはご承知の通りです。今回の選挙を振り返りますと、安全・安心の確保や行財政改革の推進など、各候補ともその公約にあまり温度差がなく、差別化の判断が難しい選挙であったと思います。争点は現職市長への多選批判と実績の評価が中心となり、結果的には現職の実績が評価されたといえます。いずれにしてもこれから4年間の市長の手腕に期待するものです。そして、いよいよ今度は我々市議会議員の改選が11月に行われることになりますので、私も皆様の審判を謙虚に受け止めるとともに、残された在職期間に全力を傾注したいと思います。
 さて、6月定例会ですが、基本的には大きな議案もなく、いつになく平穏な議会であったといえますが、選挙戦で高揚した市長が一般質問の答弁で、反対派を応援した市議との間で一触即発となるような場面もありました。本定例会での私の一般質問は、1.都市計画の見直しについての一点集中で質問をいたしました。
 都市計画の見直しの問題では、古い都市計画決定に基づいて長年放置されてきた計画について質問いたしました。新京成みのり台駅の南側では、昭和38年の松戸市都市計画の決定に際し、当時稔台地区に工業団地が造成されたことにともない、この工業団地に通勤する人たちへの利便性の確保や送迎用バスの発着拠点として、また交通の結節点としての駅前広場が必要であるとの考え方から、1800平米もの駅前広場計画が都市計画決定によって網掛けがなされております。しかも、現在では都市計画決定にあたっては、地権者や地域住民などに対し、説明会の開催や縦覧の機会を設け、市民側からの意見の聴取等が義務付けられておりますが、当時は全くそのような手続きを踏まず、地権者・地域住民・自治会などに説明なく一方的に国・県・市の権限において都市計画決定ができる時代でありました。時代は変わり、高度成長期が終わりバブルがはじけ、工業団地もオートメーション化や物流基地化するにつれ、従業員の激減などで、今ではみのり台駅を利用する通勤者も減る一方となっています。しかしながら、40数年に亘りこの都市計画決定は一切の変更もなされず継続されてきております。都市計画決定による制限によって、この地区では近隣商業地区にもかかわらず、堅牢な建物や2階を超える建物の建築は事実上禁止されており、地権者にとっては明らかに商業的にも不利益を被っていると言わざるを得ません。さらに、40年を経過し現状の建物も老朽化が著しく進み、建て替えの時期をとうに過ぎた建物もあり、地権者にとっては安全性の面においても頭を抱えているのが実情です。駅前の踏み切りや歩道の拡幅とともに、車中心のまちづくりから人の導線を中心にすえた視点での都市計画の変更が喫緊の課題であると考え以下の質問をいたしました。
 昭和30年代に都市計画決定された計画で、土地利用や都市施設に関する網掛けが数十年に亘って塩漬け状態のものがどの程度残っているのか。その放置された都市計画決定に関し、当局はどう把握し、どのような見解をお持ちか、また見直しの必要性についてどのような姿勢で臨むのかを問いました。
 これに対する当局の答弁では、教科書に書いてあるような模範解答を聞くようで何ら踏み込んだ回答は得られず、松戸市の都市計画マスタープランに書いてある、通り一遍の答弁でありました。都市計画決定の見直しは住民サイドからの要望で簡単にできるものではなく、あくまでも専門家による法的手続きや、上位計画策定が大原則であるとのことでした。行政と市民との協働を標榜する松戸市の対応としては、非常に残念な答弁であるといわざるを得ません。特にこの稔台地区では平成2年より駅前まちづくり研究会が発足し様々な活動を実践する中で、駅前のよりよい姿を模索してきた実績があるだけに、余計に不満が残る内容でありました。再質問では視点を変え、まちづくりの夢を達成するための、行政と地域住民との協働についての考えを問いましたが、思うような答えは得られませんでした。また、各担当課との横の連絡が充分とは言えず、横断的なフォローや協力体制が構築されているとは言いがたく、セクショナリズム感を払拭することはできませんでした。
 しかしながら、この問題についてはこれからも引き続き当局との交渉を継続していきたいと考えております。

 松戸市議会9月定例会は9月1日より開催されることになっており、9月定例会が今期最後の定例会となります。私も今期最後の一般質問をするつもりですので、皆様のお時間に都合がつけば是非議会の傍聴にお越し願えれば幸いです。尚、6月の一般質問の映像は松戸市議会のインターネット議会中継でご覧になることができます。