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市議会報告


平成19年6月定例会報告
Date: 2007-8-1

 松戸市議会6月定例会は、6月11日に招集され28日までの18日間の会期日程にて開催されました。今回の定例会では、3月定例会で提出が見送られていた「松戸市協働のまちづくり条例」が上程され、その審議が大きな山場となりました。この条例につきましては、昨年パブリックコメントの手続きを踏んだあと、3月定例会に上程されることになっていましたが、この条例が当初「松戸市パートナーシップ条例」として策定された経緯やこの策定過程に携わった多くの方から、条例の名称変更、市民協働についての定義、条例の内容等に批判が集中し、またそれらについての公開質問状の提出などがあり、その対応や議会への説明不足などの理由によって延期されてきました。そして本定例会に上程されたのですが、今度は逆の立場の方達から議会軽視、一部市民に偏っているなどの理由で、本条例に反対する陳情が15件も出される事態となりました。本条例には付随する基金条例と補正予算も併せて上程されている関係上、教育経済常任委員会と総務財務常任委員会との合同審査という形で審査されることになり、結果的には3つの条例全てが原案の通り採決されました。   
  本条例は当初はいわゆる「自治基本条例」的な発想により、策定委員会や検討委員会で策定されてきた経緯がありますが、その過程において紆余曲折があり、議会サイドからも議会軽視や時期尚早との意見も出されてきたことも事実です。そして今回上程された条例案は、いわゆる「自治基本条例」とは異なり単純に「市民と行政の協働」を切り口にした事業推進条例であると私なりには解釈しています。また、本条例の採決にあたり、まず3つの条例が採決され、賛成多数で可決されたことにより、本条例に反対の立場での陳情15件については「見なし不採択(一事不再議の原則)」として採決しないという非常に珍しい経過も見られました。
 今回の定例会ではあまり話題の中心にはならなかったのですが、個人的には最重要課題であると思っている「第3次実施計画」の素案が5月末に発表されました。平成19年度は現在進められている「第2次実施計画」の最終年度であるとともに、「第3次実施計画」を策定する年になっています。そのことは平成23年度から開始される「後期基本計画」策定の準備期間として、また松戸市の未来を担う重要な計画となるものと考えます。松戸市のバイブルと言える「松戸市総合計画」は平成10年に策定され、今後の松戸市のあるべき姿を「基本構想」として掲げ、これを達成するための施策の方向を「前期基本計画」として策定し、その施策展開を受けて「実施計画」を計画的に事業展開することになっており、その「実施計画」が第2段階から第3段階に移る時期にあるということです。そして平成23年から32年までの「後期基本計画」策定へも大きな影響を与える分岐点でもあると思います。そのことを踏まえまして、本定例会ではこの「第3次実施計画(素案)」につきまして一般質問を実施いたしました。
 本定例会の一般質問には31名の議員の方々が通告を行い、延べ5日間の日程で一般質問がなされました。私も通告順位11番で6月13日に一般質問を行いました。質問内容は、1.「第3次実施計画」および「後期基本計画」策定について、@「第2次実施計画」と「第3次実施計画」における相関関係について A「後期基本計画」策定における「第3次実施計画」の位置づけについて 2.稔台駅周辺のまちづくりについて @都市計画見直しにおける上位計画変更のプロセスについての2点について質問を通告いたしました。

  1. の「第3次実施計画(素案)」につきましては、具体的に「第2次実施計画」での229億円の財源不足に対する改革の成果は数字的にどのように把握し、「第3次実施計画」に反映していくのか、1次、2次の実施計画において積み残された事業等について、「選択と集中」する中で「第3次実施計画」にどのように包含し、市民ニーズをどのように反映していくのか。「第3次実施計画」から「後期基本計画」策定に至るこの時期に、「三位一体の改革」や「公会計改革」等を踏まえて、財政的な基本方針、人口の誘致政策、広域行政への取り組み、若手職員の積極的登用などについての基本的姿勢について問いました。

  2. につきましては、松戸市において唯一45年間に亘り全体整備が手付かずの状態で放置されている、稔台駅前広場の都市計画について、昨今の経済状況やみのり台駅の乗降客数の推移、工業団地の現状、高齢者社会を迎える社会状況等を勘案して、現在都市計画決定されている、1,800平米の駅前広場について、廃止を含めた抜本的見直しが必要と考えるが当局のご存念は。行政と地域との協働作業として都市計画の見直しを図るための実行可能なプロセスについての考えについて聞きました。

 本会議における一般質問は、議員にとっては貴重な自己表現の舞台であると、私は常日頃より考えております。一人60分という限られた時間の中ではありますが、自分の意見表明や要望事項について、執行部から公式な見解や答弁を受けられるからです。通常、一般質問は質問要旨を事前に当局に通告し、その内容について所管する担当課と事前打ち合わせを行います。その打ち合わせの中で答弁できるもの、できないもの、要望に副えること、副えないこと、互いに討論しその結果としてお互いが納得したものが、公式の場である「本会議」で公式の記録として残される。すなわち一般質問は行政と議員の最終的確認の場であると私は解釈しております。事前の打ち合わせについては、曰く「馴れ合いである」曰く「単なる原稿の読みあいである」とのご意見があることも承知しておりますが、私は前述したように、打ち合わせの最終結果を公式に認め、お互いに印鑑を付く行為に似ていると考えております。ですからこの60分の一般質問には、例え事前に用意された原稿であろうと貴重な意味があると私なりに理解しているところです。
 ところで、今回の私の一般質問では、多少のトラブルがあり議場を騒がす結果となってしまいました。先程のように今回も担当課の方々と事前に打ち合わせをする中で、質問および要望事項を伝え、答弁内容についてもいろいろと意見交換をさせていただき、お互いに納得する落としどころもみつかり、特に私がこだわった答弁の文言にも最終確認が得られ本会議に臨んだところです。そして、いざ本会議での部長答弁では、私が最もこだわったその文言が使われなかったのです。最終確認の場である本会議において約束が果たされなかったことに対し、さすがに頭に血が回り、予定のなかった再質問、再々質問まで実行したことで、議場に多少の混乱を招く結果となってしまいました。しかしながら、重ねて申し上げますが、本会議での一般質問は、議員にとって数少ない意見の場であり、貴重な時間であると確信しておりますので、お互いの信頼関係の中で構築されていくべきであると改めて思っているところです。私は決して感情的な人間ではありませんし、直情的なこともないと思っておりますが、これからも納得のいかない事象には正論を言えるように心がけたいと考えております。尚、その模様をご覧になりたい方は、松戸市のホームページのインターネット議会中継にアクセスしてみてください。