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昨今の選挙結果を見ると、皆様も感じられるように、いわゆる「市民派」と称する人達の活躍が目立ちます。特に広域に亘る、国政選挙や県会選挙につきましては、その傾向が顕著であり、浮動票が多く人口密集する京葉、東葛地区においては如実に表れているといえます。保守系の代表的党派である「自民党」の影響力低下や人気の低迷、市民派を自認する「民主党」系の台頭、そしていわゆる「革新系」の弱体化といった流れが最近のトレンドであるようです。
地域密着型である市議会選挙でも、この流れは着実に進展しているのは間違いありません。昔からの手法である地域や町会の利益代表としての議員ではなく、市全体に亘る環境問題や教育問題、まちづくり運動やボランティア活動などをアピールする議員のほうが市民に受け入れられやすい傾向があるようです。
議会活動でも、その傾向は避けることはできないようです。議会では議員の権利としての一般質問は重要な位置を占めます。私自身、一般質問の重要性は十分認識しているつもりであり、公約の一つとして発言できる全ての機会を利用して意思表示を実行するつもりです。一般質問は議員個人一人当たり一時間の持ち時間が与えられ、その時間内に質問と答弁を含め、最大3回の質問ができることになっています。そして、代表質問(会派毎)がある3月定例会以外の6、9、12月定例会で議員の権利として認められています。一般質問をするには、議長宛に事前に質問内容を通告する必要があり、その通告の順番に従って発言が許されることになります。発言内容については、質問の種類によってその担当する部署との打ち合わせをすることになり、事前に質問内容と答弁をある程度すり合わせをすることが一般的です。出来レースといわれるかもしれませんが、持ち時間のなかである程度の結論を出すとすれば事務的にも必要だと思います。また、質問に答弁する執行部の方たちも、その場で全ての質問に答えることは不可能です。そして、1時間の中で市当局から、何らかの有効な答えをもらえることが、議員にとって一つの役割でもあるといえます。
そんな中、いわゆる「革新系」や「市民派」と呼ばれる議員の方々は、ある程度自分のパフォーマンスの機会として捉えられ、当局の不備や不都合を突くといったスタイルをとることが多いようです。そのようなスタイルは傍から見ると非常にカッコ良く、華々しく映り、私もあのような手法をとれたらいいなと羨ましく思うこともあります。しかしながら、いくらカッコ良くても、発言した内容が実現できなければ単なる自己満足になりかねません。行政批判や少数意見の必要性と重要性は認めますが、パフォーマンスだけの意見表明は人気取りと自己満足の世界であるともいえないでしょうか。もちろんその内容の中にはすばらしいものもありますが、本来は歩み寄りの中から現実的な解決策を模索することが重要なのではないでしょうか。行政批判だけでなく、双方が許容範囲を探りながら問題点を解決していく地味な姿勢も必要であると思います。
私は一般の分類方法で言えば「保守系無所属」というカテゴリーに分類されるようです。初めての選挙の時には、「無党派」「市民派」と自称していたのですが、実際にどこの党籍に属していなくても、周りからは自動的にこのカテゴリーに見られてしまうようです。
パフォーマンスによる華やかな改革も一つの方法ですが、組織の中からの地味な改革手法も確実なやり方の一つであると確信しています。私自身派手なパフォーマンスには憧れますし、「市民派」といわれる人たちの意見には同調できる内容が多々あります。そのようなさまざまな意見や手法のバランスをとりながら、これからの議会活動を実践していきたいと思います。 |