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ちとしNEWS


VOL22.ペットロス

Date: 2007-1-30 (TUE)

 今朝、長年連れ添った愛猫の華(はな)がその寿命を全うし、黄泉の国へと旅立った。享年19歳でした。人間の歳で言うと約92歳だそうで、猫としては破格の長寿といえるのではないでしょうか。昨日の夕方から急に具合が悪くなり、まるで眠るように私の腕の中で息を引き取りました。昭和63年の冬に生まれ、64年昭和の終焉とともに平成を迎え、爾来19年私の人生の5分の2をともに過ごした相棒の大往生でした。思えばそのころ飼っていたクロが、家の建て替えのどさくさに行方不明となり、クロを探しているうちに迷い込んできたのが華でした。そのころ家のボスとして君臨していたチビ太が雄にもかかわらず、わが子のように可愛がり、子育てをしてくれたことが目に浮かびます。華は19年の間、大病や大ケガなど獣医さんにお願いするようなことは一度としてなく、今回のことでも獣医さんに見てもらうこともなく、穏やかに苦しむこともなく、ローソクの灯が消えるようにその生涯を終えました。私もそのような人生の最後を迎えることができるかどうか、少なくともチューブや器械付けの中でなく、家の布団で迎えたいと改めて考えさせられました。
 私は冷たい人間で、あまり感情を表にあらわすタイプではありませんが、自分の腕の中で看取った命はひとしお重いものがあり、さすがに涙ボロボロとは言いませんが熱いものが込み上げました。このことを引きずるつもりはありませんが、これが世に言う「ペットロス」というものでしょうか。今の時代、親が子を殺し、子が親を殺すような殺伐とした事が、日常茶飯事に報道されています。ペットロスの感覚ぐらい持ち合わせたほうが世の中うまく行くような気がします。
 いずれにしても、我が旧友である華の冥福を祈るとともに、先に逝ったチビ太と楽しくやってください。                                                        合掌。